2022.06.29 最終更新
専門学校生の就活事情! ここは押さえておきたい3つの就活知識!
そのわずかな期間の中、専門分野で学び、卒業に向けた修了過程をこなしながら就活を行う必要があります。
そのため、就活に備えた準備をしっかりとできないまま就活を迎えることも。
何やら同級生は就職活動をしているけれど、何をすればいいのかイマイチ分からないですよね。
今回は専門学生に関する転職事情と就職活動で最初に押さえておきたい3ステップを大紹介!
・大企業は6月から、中小企は7月中旬頃選考がスタートする
・企業の業界・事業など業界について研究して面接対策をしておく
・面接が苦手な人は友人や就活仲間と練習しておこう
1.専門学生の就職率って実際どれくらいなの?
専門学生の就職率ってどれくらいなんだろう?
専門学校は2年制が多いですが、実際の就職活動では4年制大学を卒業した人と戦うことになります。
「やっぱり大学の方が有利なの?」と思う方も多いかもしれませんが社会人未経験の新卒という土俵は同じです。
下の表は、厚生労働省が出した専門全体と大学全体の就職率です。
引用:https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000205940_00002.html
専門全体96.6%、大学97.6%と確かに大学の方が数値は高いですが、その差はたったの1%と専門学校も大学も卒業生の就職率自体は変わらないようです。
次に、専門学生といえば自身の興味のある分野を学業として学べますが、自身の選んだ分野に就職した割合はどのくらいいるのでしょうか?
引用:https://www.mext.go.jp/content/20203010-mxt_syogai01-100003286-117.pdf
専門分野の就職は75.5%、別業界への転職5.2%、就職以外19.3%という結果になっています。
専門分野によっても変わり、医療や教育、社会福祉関係の8割近くは専門分野の就職をしており、服飾・家政関係や文化・教養関係は約45%が専門関係の就職以外の道に進んでいます。
専門学生時代に学んだ分野に固執せず、興味が湧いているのであれば別業界への転職も可能です。
会社の方針や福利厚生など企業によって社風は様々なので。まずはいろんな企業を見てみることをおすすめします。
また、奨学金を借りているなら卒業後に返済をしなければいけません。
専門分野に固執して企業を探してしまうと待遇面や福利厚生に目を通さず決めてしまいがち。入社してからのお金のイメージもしっかりと沸かせましょう!
2.専門学生の一般的な転職の流れ!
就活生はどんなスケジュールで動いているの?
一般的に3月頃から説明会が順次行われ、参加後にエントリーシートを提出します。
選考開始日は企業によって様々ですが、一般的に大企業は6月から、中小企は7月中旬頃選考がスタートすると言われています。
一次面談、二次面談と進み、10月頃には続々と内定者が出始めます。
大手企業を目指すなら早めの行動が必要ですが、企業によっては時期関係なく募集をしているので焦る必要はありません!
3.専門学生は抑えるべき3つの就活知識
①エントリーシート、履歴書の絶対注意する点
◇エントリーシート
エントリーシートはとにかくスピード重視!指定がなければ手書きでもパソコンでも自分が早くできる方法で作りましょう。
エントリーシートは書類選考を通過するかどうか重要な書類になります。
あなたが受けたいと思った企業は他の就活生も受けたいと思っているはず!しっかりと会社を調べた上で記入を埋めましょう。
◇履歴書
履歴書も指定がなければ手書きでもパソコンでもOK!志望動機や自己PRはエントリーシートと内容が被ってしまっても大丈夫です。
写真は3ヶ月以内のものをしっかりと貼り、日付や印鑑など記入漏れが内容にしましょう。
②面接前に最低限用意しておくべき事
◇企業の業界・事業など業界について研究しておこう!
選考を受けるからには企業を知っておこう!しっかりと研究できていれば面接での受け答えの幅が広がります。
選考を大きく左右するのでないがしろにしないように!
◇なぜその企業に入りたいのか?各企業に合わせた具体的な志望動機を用意しよう!
自分の「やりたいこと」や「得意なこと」を会社の企業理念や事業内容でどう活かしていけるのか組み込んで具体的に作ってみてください。
どう活かせるのかを具体的に作ることで、自分が何故この企業に入社したいのか明確になります。
また、ただ頭の中で考えるのではなく文章として書き起こしてみましょう。
紙に書き起こすことで、頭の中で断片的イメージとなっていた「志望動機」「自分のやりたい事」「自分の将来像」を明確にすることができます。
◇自己PRで自分の強みを言えるようにしよう!
自己PRは自分の長所や頑張ってきたことを体験談を交えながら遠慮せずにどんどん推していきましょう!
面接官はあなたという個人を知りたいと考えています。
経験や学生の頃に学んだことをしっかりと面接官に伝えましょう。
また、自己PRは面接で使い回しができるので、初めにしっかりと作っておくと後々、役に立ちます。
◇逆質問(最低1つ)を用意しよう!
面接では最後に「質問はありますか?」と聞かれることが多くあります。
あらかじめ用意しておき、必ず質問できるようにしておきましょう。
あなたから質問をすることで、就職へのやる気や意気込みを面接官に伝えることができます。
「どの企業に聞いても当たり障りのない質問」や「その企業に関する質問」を予め用意しておきましょう。
③面接練習
面接練習をしておくことは非常に大切です。
頭の中で考えているだけでなく、自分の言葉で自己PRや志望動機を声に出してみることで本番の緊張も和らぐことができます。
ここでは、おすすめ面接練習を3つご紹介します!
◇学校のキャリアセンター
学校にはキャリアセンターがあり、学生は就職支援を受けることができます。
キャリアセンターの先生は就職に関するプロです。
面接の練習はもちろん、求人に関してを質問をすることもできます。学校に集まる求人もキャリアセンターが管理しているので、就活中は定期的に立ち寄ってみましょう。
◇就活をしている友人と練習
友人や就活仲間と練習するのもおすすめ!
質問に対しどう返事するのか友達から学ぶことができます。
実際に面接で聞かれた質問を共有し合い、それに対しどのような返答等をしたのか親しい同級生と話すことでリアリティが増してより面接のイメージがしやすくなります。
◇ハローワークで練習
ハローワークでは模擬面接を回数問わず行うことができます。
[東京ハローワーク]
https://jsite.mhlw.go.jp/tokyo-hellowork/kyushokusha/_120809/_119933/tokyo_shinsotsu/menu.html
※ご利用には求職登録と事前の予約が必要です。
面接の練習をすることで質問の予測を立てたり落ち着いて返答ができるようになります。
対策ができているかどうかが、就活における選考を左右します!
【まとめ】専門学生の就活は周りに流されてはだめ
就活に必要な最低限の知識をご紹介させていただきました。
記事を読まれた方の中には、「出遅れて焦った」という方や「これから頑張ろう!」と思った方など様々だと思います。
就活はうまく内定に繋がらないと周りの目が気になったり、同級生の内定に嫉妬してしまう自分がいたりして精神的に落ち込んでしまうことがあります。
知っておいてほしいのは選考に落ちても、企業はあなたを否定しているわけではありません!
正社員でなくても、契約社員や派遣社員として働き、社会人としての経験を積んで正社員へステップアップする道もあります。
こうするべきだ、と固定概念を持たずあなたが大切にしたい価値観の妥協はせず、選考への挑戦を続けてみて下さい。