2022.06.07 最終更新
「職歴がないまま30歳になってしまった」無職が社会的に立ち直る方法とは
そんな自分でも社会的に立ち直る方法があるのだろうか。
今回は働いた経験もほぼない状態で、今からなんとかしたいけれど八方手ふさがりな環境な方に具体的な脱出方法を解説していきます。
・30代で無職の割合は100人に2~3人程度
・30代無職の就職は大変だが、企業が採用時に評価する箇所は大きく変わらない
・就職しやすい業種や、支援サービスを使ってうまく就職することを目指そう
1:30代で無職の人の割合はどれくらい?
総務省統計局の労働力調査基本集計2021年7月のデータによると、全国の完全失業者191万人のうち、30~39歳までは34万人程度とされています。
日本全国の30~39歳までの人口は2021年7月の時点で1378万人とされており、無職の割合が2.4%程度ということがわかります。
これは同じ年齢層が100人いれば2~3人程度無職がいる計算になります。
引用:https://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/tsuki/pdf/gaiyou.pdf
・30~39歳までの全国の人数1378万人
・30~39歳までの完全失業者34万人
30~39歳までの100人に2~3人が完全失業者!!
2:30代で無職の就職は難しい?
厚生労働省はフリーターが正社員求人に応募してきた場合、どのように評価する企業が多いのか年齢別で調査を行っています。
年齢層 | プラス評価 | プラマイゼロ | マイナス評価 |
15~34歳 | 3.1% | 68.1% | 13.5% |
35~44歳 | 1.5% | 54.9% | 26.0% |
引用:https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/4-21c-jyakunenkoyou-h30_06.pdf
やはり年齢が高くなればなるほど、マイナス評価をする企業の割合が2倍近く上がっていることが一目でわかります。
フリーターで上記のような評価のため、職歴がない無職ではさらに厳しい評価になりがちです。
しかし同様にフリーターを正社員として採用するにあたりもっとも重視した内容の順位は実は15~34歳と35~44歳で大きな違いはありません。
フリーターの正社員への採用選考で企業が重視する点
1位:就業意識・勤労意欲・チャレンジ精神
2位:マナー・社会常識
3位:コミュニケーション能力
たとえ、年齢的に厳しくなったとしても評価の基準はおおきく変わらないのです。ここはフリーターでも無職でも同じです。
3:30代で職歴なしでも就職しやすい職種
働きたいという意思があれば30代での就職は可能ですが、ある程度のスキルがないと就職できない業界などは門前払いになりがち。
いきなり難易度が高い職種を目指すのではなく、今の自分が就職できる範囲で就職を達成するのが重要です。
・販売職
「人と接するのが苦手」
「コミュニケーション能力に自信がない」
という人にあえて勧めたいのが販売職です。
コミュニケーション能力は、本来どの職種でも必要な能力です。
そのため、その能力がもっとも重要視される販売職を長年務めることができた人は、それだけで他業種・職種でも評価がされやすいです。
また、努力が認められれば部下を早い段階で持つことが多いのも販売職の特徴です。
今後のことを考えて、マネジメント力を伸ばしたいと考えている人にも向いているでしょう。
・営業職
「飛び込みとか精神的にきつそう」
「ノルマとか大変そう」
という印象が強い営業職ですが、その分やる気が最も評価されやすい業種です。
スキルも事前に勉強する形でなく、仕事をしていく中で覚えていくので、未経験でも挑戦のハードルが低いです。
取り扱う商材によって、営業として必要とされるコミュニケーション能力の質も異なります。
丁寧な説明が重要視される商材であれば明るい会話力が必要とは限りません。
給与形態にもよりますが、仕事で出した結果がシンプルに金銭面に反映されやすいです。
一発逆転を狙いたい人に最も向いている業種ともいえるでしょう。
・IT関連職
「手に職がないことで不安感が消えない」
「どうしてもホワイトカラーで働きたい」
そんな人に人気のあるIT関連職ですが、やはりこの職種は最低限のIT関連知識がないと厳しい業界です。
特に花形でありクリエィティブ色が強いWEBエンジニア系などは人気の反面、競争率も激しく、30代からいきなり勉強を始めて飛び込むのはオススメできません。
しかし、インフラやサーバーなどの運用保守側のエンジニアは人が常に足りてない状態が続いていることから、未経験でも比較的飛び込みやすい環境ではあります。
もともとIT知識に自信がある人は検討することをオススメできる職種です。
4:頼りになる就職支援サービス
・ハローワーク
ハローワークはただ仕事を紹介するだけでなく、就職につながるための研修や、職業訓練学校の紹介も行っています。
参考URL:職業訓練のご案内
また、34歳までであればわかものハローワークと呼ばれる若者向けの職業案内サービスも利用可能です。
わかものハローワークの詳しい内容に関しては、こちらの記事で解説を行っています。
・地域若者サポートステーション
地域若者サポートステーションは地域に根差した、働くことに踏み出したい人のサポートを行う相談窓口です。
参考URL:地域若者サポートステーション
ハローワークが就職をすぐに目指すことを目的としている施設であるのなら、サポートステーションは自立支援に特化しておりいきなり働き始めるのに不安を感じる人に向いているサービスです。
若者と銘打ってますが、令和二年度からは対象年齢を49歳まで広げているため、30歳ちょうどであれば問題なく利用することが可能です。
いきなり、ハローワークや求人サイトで仕事に飛び込むのが怖い人はなどはぜひ利用を検討してみましょう。
・求人サイト/求人エージェント
求人サイトはリクナビ転職、マイナビ転職などの求人を掲載しているサイトです。
転職と書かれているケースがおおいですが、初めて就職するケースでも使用して問題ありません。
ただし職務経験などに自信がない場合は、検索条件に『未経験可』『学歴不問』などを加えて検索した結果から、自分が働けそうな仕事を探すことをお勧めします。
求人エージェントは自身の代わりに求人情報を探してくれるサービスの一つです。
ただし民間の求人エージェントは、公的機関ほどサポートが充実してないケースも多いため注意しましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
年齢的に30歳を越えると就職も厳しくなるのは事実です。さらに職歴がない無職の状況ではなおさらですが、
決して門戸が開かれてないわけではありません。あきらめずに、どうにか就職したいという自分の意思と向き合うことが重要です。
それでもやっぱり不安だという方にはこのブログを運用しているActbizで就職を目指してみませんか。
豊富な実績と安心の体制であなたの正社員就職を徹底サポートいたします。まずはActbiz説明会からぜひお試しください。