2022.06.29 最終更新
資格をとれば大逆転って本当?! 高卒でも取れる資格11選
ならばと一念発起して、なにか資格を獲得してみようと思っても、いったいどんな資格を取ればいいかなかなかわからないですよね。
今回はそんな高卒の方向けに学歴関係なくとれる資格を紹介していきます。
・資格の種類によって内容や難易度は様々
・将来のキャリアを考えたうえでの資格取得がおすすめ
・資格を武器として就職でうまく使っていこう
1.資格を取れば高卒でも人生逆転できるのか
結論から言えば可能です。
逆転は言い過ぎかもしれませんが、高卒にとって資格取得が今後の人生の大きなプラス要素に十分なりえます。
ただしそのためには何の資格を取るべきなのかを見定める必要があります。
最近は資格も増えましたが、実際に仕事の役に立つと判断される資格は限られたものが中心です。
また、そもそも大卒でしか取得できない資格なども存在するので、気を付けましょう。
今回は学歴不問で受験でき、取得後に評価されやすい資格をジャンル別でご紹介していきます。
2.ビジネス系資格
日商簿記検定
難易度:☆☆~☆☆☆☆(級位による)
将来性:☆☆☆
日商簿記検定は簿記に関する資格です。
簿記とはお金やモノの出入りに関してを記録する方法で、主に会社の会計などに携わる資格となります。
3級までは難易度がそこまで高くありません。実際、商業高校生が卒業までに取得を目指すのがこのレベルになります。
2級から工業と商業で検定自体が分かれ内容も専門的になり、さらに1級は非常に難易度が高いことで有名です。
しかし、1級に合格すると本来大学卒業していないと受験ができない税理士試験への挑戦資格を獲得できます。
高校卒業から資格のステップアップで税理士資格まで目指せ、努力に結び付きやすい資格ということで人気があります。
ファイナンシャル・プランニング技能検定
難易度:☆☆~☆☆☆☆(級位による)
将来性:☆☆
ファイナンシャル・プランニング技能検定(以下、FP技能検定)は顧客の経済状況から貯蓄や投資のアドバイスができるようになる資格です。
特に保険に関係する職業を選択する場合、有力な資格になります。
必要な知識は幅広く、保険、投資、貯蓄、税金、相続、不動産などなど。就職や仕事だけでなく自身の将来計画にも役に立ちます。
そのことから持っているだけで金銭面でしっかりした知識を持っているとほかの人から認識される資格になってます。
3.事務系資格
秘書検定
難易度:☆~☆☆(級位による)
将来性:☆
秘書検定はビジネス・事務系資格などの中でも特にオフィスマナーを中心とした実務能力を図る検定となっています。
そのため、必要最低限のオフィスマナーは取得していると周囲に思ってもらえる資格として女性に人気がある資格です。
大学をでていないことで常識を持っていないと思われてしまった経験がある人は、ぜひ取得を目指してみることをオススメします。
MOS
難易度:☆~☆☆☆(選択するアプリケーションによる)
将来性:☆☆☆
MOSはマイクロソフトオフィススペシャリストの略称で主にマイクロソフトオフィスソフトに関してどこまで使いこなせるかなどを確認する資格です。
ワード、エクセル、パワーポイント、アクセスというソフトごとに資格が分かれています。企業側からも人気があるのはワードとエクセルのMOSです。
特にエクセルは事務作業において様々な箇所で使う内容でありながら、高卒で持っている人は少ない資格でもあるので、他と差をつけたい人にはオススメです。
また、アクセスはデータベースソフトで、IT企業で用いられるSQLなどのデータベースに初めて挑戦する際のとっかかりとしてお勧めできます。
4.IT系資格
ITパスポート
難易度:☆☆
将来性:☆☆
ITパスポートはIT系資格の中で入門編、エントリークラスにあたる資格です。
内容は難しいものは少なく、基本的に暗記で何とかなることから、
いままであまりPCに触れる機会がなかったレベルの人が一番最初に取り組む資格として人気があります。
ただし、入門編とはいえ設問の範囲は幅広く、油断は禁物です。
また、IT企業からするとこのレベルはわかっていてあたりまえレベルの内容だったりするので、
この資格をもっているだけで高評価を得られることは難しいでしょう。
基本情報技術者
難易度:☆☆☆
将来性:☆☆☆
基本情報技術はITパスポートの一つ上のランクに該当する難易度の資格です。
ITパスポートより幅広い知識と詳しい内容を問いかけてきます。
また、ここから具体的なプログラミングも設問として設けられてきます。
その範囲の広さから勉強に割く時間もそれなりに捻出することが必要で、
実際に働いているエンジニアでも持っていない人は多く存在します。
実務経験がない人がエンジニアを目指す場合、最初に目指すべき資格といえます。
LPIC
難易度:☆☆~☆☆☆☆(選択する難易度による)
将来性:☆☆☆
LPICはLinuxと呼ばれるOSをどこまで操作できるかの資格となります。
Linuxはサーバーでよく使われているOSのため、この資格があると有利なのはサーバーエンジニアなどのインフラ、運用保守寄りのエンジニアとなります。
インフラエンジニアは常に人が足りてない環境なので、高卒や未経験でも就職を目指しやすいエンジニア職の一つです。
専門知識が必要なことからとっつきにくい資格ではありますが、自分に専門知識がついてきたことが体感でわかりやすい資格でもあります。
5.介護・福祉系資格
介護福祉士
難易度:☆☆
将来性:☆☆
介護福祉士は介護に関する資格の一つです。
実務経験が3年以上あれば、どのような学歴でも受験することが可能な資格です。
介護業界は薄給なイメージがありますが、資格を取得することで少しずつ給料を上げていくことができる業界でもあります。
特に介護福祉士はそのとっかかりとして受験するのにぴったりの資格です。
介護業界で働くことを目指す場合は、まずはこの資格から目指すことをお勧めします。
ケアマネージャー
難易度:☆☆☆
将来性:☆☆☆
ケアマネージャーは別名を介護支援専門員といい、介護福祉士の次のステップとして選択されることが多い資格の一つです。
実務経験が5年以上必要であり、介護の現場を熟知していないと取得することは難しい資格ですが学歴は必要ありません。
要介護の方の具体的なケアプランなどを作成し、最適な介護サービスを提供できるよう医療関係者、行政などと連携を取るパイプ的役割を担当します。
そのため介護職の中でも特に幅広い知識が求められます。
6.不動産系
宅建
難易度:☆☆☆☆
将来性:☆☆☆
宅建は宅地建物取引主任者の略称で、不動産業界でもっとも知名度がある国家資格です。
しかしその知名度に反して、合格率が15~17%と比較的高く、まだ出題範囲も広いことから高難度資格ともいわれています。
それでもなぜ人気があるのかというと、不動産業はその所属人数に比例してい最低限の宅建取得者を置かないといけない法律があるためです。
現在は業務に従事する人数に対して五分の一となっており、五人所属していれば一人は宅建取得していないと法律違反となってしまうのです。
そのため、どの不動産会社も宅建の取得を奨励しています。不動産業界に飛び込むのであれば、ぜひ取得しておきたい資格の一つといえます。
不動産鑑定士
難易度:☆☆☆☆☆
将来性;☆☆☆
不動産鑑定士は土地の適正な価格を鑑定する人の国家資格です。
学歴不問で受験することが可能ですが、難易度は非常に高く論文試験などがあることからただ暗記するだけで合格できる資格ではありません。
現在、市場では中古住宅の売買などが盛り上がっており、不動産価格の鑑定評価は今後も需要も期待できる仕事です。
将来性もあり、不動産業界で長年働いていくことを決めたのであれば、目標としたい資格です。
7.まとめ
いかがだったでしょうか。
あくまで将来どういうキャリアを積んでいきたいかでも、どの資格を取得すべきかは大きく変わってきます。
就職に役立ちそうということで、むやみやたらと取得しても、結局役に立たなかったのでは宝の持ち腐れになりがちです。
焦って資格を取得しようとするのではなく、自分がどういう仕事をしたいのかをゆっくり考えるいい機会として、ぜひ資格取得を検討してみてください。