2022.06.29 最終更新
フリーターの手取り・給料ってどれくらい? みんな、どれくらいもらってるの?
フリーターで働いていても、自分が適正な給料もらっているのか疑問に思うときありますよね。
今回はそんな、フリーターの給与に関して全国的な平均や、労働時間などをご紹介していきます。
・家賃や食費などの金額は都市部のほうが圧倒的に高い
・地方では都市部ほど求人数が恵まれていない
・生涯フリーターで生きていくにはしっかりとした人生設計が必要
1.フリーターの時給ってどれくらいなの?
日本では最低時給というのが都道府県別で定められています。
企業は基本的にそれを下回る時給で働かせることを許されていません。
これは全国の経済状況から厚生労働省が定期的に改定を行っております。
基本的には都市部などの人口が多い都道府県が最低時給が高く、
逆に地方の人口が少ない都道府県は最低時給が低い傾向があります。
2.都市部と地方の違い
給料から差し引かれるイメージがある住民税や年金などですが、これは都市部と地方で極端な差にはなりません。
都心部では港区などは収められている税金が高いことから、住民税が高いイメージを抱きがちですが、
これは前年度の所得によって割り当てられる比率なので高収入の人が多いエリアは必然的に収められる税金も高くなるためです。
対して、家賃や食費などの金額は都市部のほうが圧倒的に高いのが現実です。
特に家賃は一人暮らし用の1Kの家賃としても、都心部は平均8万近いのに対して地方では4万円程度です。
その分の支出の差を考えると、地方と都市部で給与や手取りは変わらなくとも、
余裕を持った生活ができるのはどちらかというのは一概に決められるものではないことがわかります。
しかし、問題は地方では都市部ほど求人数が恵まれていないという点があります。
望んだ仕事で働きたい希望は満たせないことから、都市部に出てくるケースも多々見受けられます。
3.フリーターの将来の給与
フリーターが昇給するケースや、その立場のままで昇格するケースは非常にまれとなってきました。
アルバイトから全体を統括するようなアルバイトリーダーに昇格できたとしても、給与に関してはささいな金額しか変わらずに責任だけがむやみやたらと増えるケースも多いです。
そのため、フリーターを続けることによるキャリアアップはなかなか厳しいと言わざるを得ません。
厚生労働省が平成24年に調査した内容でも同様のことが指摘されています。
これは令和になってより状況が顕著になっています。
そのため、給料を少しでも増やしていきたいと考えるのであれば、フリーターを続けることは現実的ではありません。
早い段階で正社員を目指すことをオススメします。
4.フリーターの貯金額
生活が苦しいフリーターが多いためか、給与を貯金に回すことができない人も多いです。
特に若年者層での貯金額はかなり少ないことがわかっています。
実家暮らしなどで家賃がかからなければ、まだ貯金に回しやすいのですが、フリーターの一人暮らしでは厳しいのが現実です。
そして、貯金がないのでアルバイトをやめて就職活動に専念するのも難しく、ダラダラとフリーター生活を続けてしまうという悪循環にも陥りがちです。
5.フリーターの労働時間
フリーターは時給制なので働いた時間、給与へと反映されます。
しかし、労働時間は労働基準法第32条で定められているので一か所で働き続けるのは最大8時間と限界があります。
そのため掛け持ちで働くことが選択肢に入りますが、それでも正社員の給与とは年齢を重ねるごとに上がっていくので、時間をかけても差は広がる一方です。
また、体力も年齢を重ねるごとに落ちていくため掛け持ちで働くことも徐々に難しくなっていくのが現実です。
逆に若いころに無理して働いたことによる体へのダメージが、後々聞いてくるケースも。
最近は隙間時間でも働けるようなUberEatsのような仕事も出てきていますが、これを組み込んでも生活するには苦しい場合が多いようです。
まとめ
フリーターは平均時給も正社員と比較して、低いことがわかっていただけたと思います。
一次的なものとして考えていたり、何か目標があってフリーターを選択している場合は別ですが、生涯フリーターのみで生きていくことは現実的な選択肢ではなくなってきました。
正社員を目指す決断は早ければ早いほど有利になります。
少しでも良い生活を目指すのであれば、正社員になることで生活を改善していくことを目指しましょう。