2022.06.29 最終更新
高卒で転職を目指すのは厳しい?転職を成功させるための対策とは
・転職した経験がない…
・何から考えたらいいか分からない
高卒から転職を目指そうとしている方で、「転職したことないし何から始めればいいかわからない…」と、初めの一歩すら踏み出せないケースが多いです。
高卒や専門学校卒業生、大学中退された方の転職実績の経験から、高卒の方が転職を考えるときに必要なことをお伝えしていきます。
・求人には応募資格があるため狭き門。履歴書は10社以上送ろう
・面接では、あなたがどのように考え、どのように行動してきたのかをしっかり伝えよう
・面接では、なぜその会社じゃないといけないのはハッキリ伝えよう
1.高卒で転職するときの壁
高卒の人が転職を考えるときに立ちはだかる壁が3つあります。それが、
②面接の壁:実績
③気持ちの壁:自己分析
です。
①求人の壁:応募資格
リクナビやen転職といった転職サイトの求人を見たときに、応募資格という欄を見たことがあると思います。
四年制大学卒業以上
高校卒業以上
応募資格に合っていない求人に申し込むことはできますが、高い確率で面接に進むことはありません。
そのため、応募資格が高校卒業以上の求人で探すしかありません。
転職の際、必ずと言っていいほど提出する履歴書と職務経歴書。
履歴書には採用担当者が会ってみたいと思うような志望動機、自己PRを書きましょう。
職務経歴書には実績と、その実績を達成するためにどのように考え、どのように行動したのかを明確に記載すべきです。
②面接の壁:実績
書類選考が通ると、次に待ち構えている壁が面接です。
面接では高卒となった理由を必ず聞かれます。
高卒となった理由が家庭の金銭面や、家族の体調面のような面接官も納得するような理由であればそのまましっかりと伝えましょう。
もしネガティブな理由である場合、理由と一緒にその後、取り戻すためにどのように行動してきたかを説明します。
職務経歴がある場合は、実績面を具体的な数字を交えて伝えることがポイントに。
商品Aを販売しておりました。半年の目標件数12件を達成していたのはチーム内で2名だけでうち1名が私でした。
12件の目標達成のため、最初の1カ月は徹底したテレアポを毎日60件行いました。
面接官の方がイメージできるような具体的な体験談が大切です。
「チームで1位でした。」や「毎月の達成率が100%でした。」だけでは具体例として弱いです。
毎月100%を達成するためにどのように考え、どのように行動してきたのかを伝えることが高卒から転職するための近道に。
③気持ちの壁:自己分析
コロナ禍でリモート面接も増えていますが、面接自体がなくなることはありません。
転職できた後、一緒に働く仲間となります。
面接官は履歴書や職務経歴書ではわからないやる気や人柄、想いなどを知りたいと考えています。
一番良いのは一緒に働いてみることです。
しかし、それができないため面接という限られた時間の中でできる限りのことを知ろうとしています。
やる気や人柄を伝えるため、自分に自信を持てない状態だとあなたの良さが面接官に伝わりません。
しかし高卒の人は自身の学歴から気持ちの面で壁を作ってしまうことも。
自分の言葉で面接官に自分の意思を伝えるためにも自己分析を行うことが重要になります。
「なぜ自分がその会社に入りたいのか」
「転職後、どうなっていきたいのか」
「転職できた後、その会社にどう貢献するのか」
自己分析をすればするほど自分の言葉でしっかりと話せるようになります。
不安な方は自分が話している姿をスマートホンで撮影してみることがおススメです。
初めは恥ずかしいかもしれませんが、撮影した自分の受け答えを見てみて転職を成功させよう。
2.高卒が転職を目指すのは本当に可能なの?
依然として日本の社会は学歴を重視する傾向に。
求人の募集要項に「四年制大学卒業以上」といった記載があることからもうかがえます。
なぜ企業の多くが学歴を重視するかというと、
・足りない部分を補うため勉強してきた
・どんな勉強が必要か自分で考えてきた
といった、「目標に向かって何をしたらいいか考え、行動してきたのか」という点を見ているためです。
仕事というのは答えがあるわけではありません。
そのため、自分で考え、行動できる人物を採用したいと企業側は考えています。
面接の場で伝えることができれば採用される確率も大幅にアップします。
3.高卒が転職を成功させるための対応策
成功のポイントは大きく3つです。
②体験談を作る
③支援サービスを活用する
①どう考え、どう行動してきたのか自己分析
面接官の方が一番知りたいのが「志望動機」と「一緒に働きたいと思うかどうか」です。
志望動機を伝えるときは、どうしてその会社じゃないといけないのか。相手が納得できる理由を伝えよう。
例えば、好きな人に告白するときにこんな告白をされたらどう思いますか?
「背が高い人が好きだから付き合ってください」
こんな告白では私以外の人でもいんだろうな、と思われてしまいます。これではダメです。
その会社じゃないといけない理由、しっかりと準備をしておきましょう。
また、面接で「一緒に働きたい」と思ってもらうために、あなたがどう考えてどのように行動してきた人なのかしっかり伝えましょう。
②体験談を作る
就業経験が乏しい、または現在働いているけど体験談がない。
そのような人は半年後の転職を見据え、今から体験談を作っておきましょう。
具体的には、実績を出すためにあなた自身がどのように考え、どのように行動し、その結果としてどうなったのか。
これが面接の場で話せるようになると自信を持って面接にも臨めるようになります。
③支援サービスを活用する
自分で考えて行動したり、体験談を作るのが自分一人では難しいという人は支援サービスを活用してみましょう。
ネット上には様々な転職支援サービスがあるため、自身に合った転職支援サービスを活用することが転職成功のカギに。
無料相談などを設けている企業もあるため、少しでも悩んでいる方は話だけでも聞いてみることをおススメします。
また、下記のようなおすすめの転職サービスを紹介している個人ブログなども存在しているのでぜひ参考にしてみてください。
参考:やまた転職
4.まとめ
求人の応募資格に学歴が条件となっているため、高卒の方が転職成功のイメージしにくい気持ちはわかります。
しかし、高卒で転職を成功させることはできます。
自分の体験談を深堀りしましょう。
自己分析のポイントは「あなたがどのように考え」、「どのように行動したか」です。
面接官がイメージできるよう伝えることができれば、あなたの良さは伝わります。
あとは「どうしてその会社じゃないといけないか」を明確にすることです。
うまく伝えられる自信がない方は動画で撮影して何度も見返してから面接に向かいましょう。
以上が高卒から転職を成功させるカギとなります。