2022.04.01 最終更新
Fラン大学の日常 あるあると頷いてしまうシチュエーション25選
Fラン大学に通う人は積極的に発信したがらないためといわれてます。
今回はそんなFラン大学の日常やあるあるの内容をご紹介していきます。
学校・授業編
・中学/高校で習った範囲から授業が始まる
大学生になってようやく専門的な内容を学べるぞと思いきや、まずは中高時代に習ったことの復習から。
なんて、そんな話がFラン大学ではよくあります。
教授が基礎を大事にすることを重視している人であればまだ納得できるのですが、実際には自分の大学に入ってくる生徒が優秀じゃないから低いレベルの単元から始める人が多いそうです。
恐ろしいことに、アルファベットの書き方や分数の計算から始める大学も存在するという噂もまことしやかにささやかれています。
そして、ただ学びなおすだけならいいのですが、講義の速度もそんなに早くない場合などはいつまでたっても大学の単元に入れないなんてことも。
・過保護な対応が多い
生徒をお客様と考えているFラン大学にありがちなのが、やたら過保護な対応が多いことです。
今日の授業の課題は? 出席できている? 学校にストレスを感じてない?
など、こと細かく聞いてくるのでうざったらしく感じる場合もあります。
なんで、そんな過保護な対応が多いかといえばFラン大学は中退率や就職率が高くないので、すこしでもそういう数字を挙げていくため生徒に対して手取り足取りフォローをしているという次第。
自主的に動ける生徒であれば、そこまでフォローする必要もないのですが、Fラン大学はそういう生徒が極端に少ないので仕方がない側面でもあります。
・やたら長い名前のカタカナ学部が多く存在している
グローバル〇〇〇学部、コミュニティ〇〇〇学部、〇〇イノベーション学部……などなど、カタカナ語を組み込んだ学部がやたら多く存在するのもFラン大学の特徴です。
そして、そのほとんどが実際どんな勉強を行うのか、名前から想像しにくかったり。
原因としてはFラン大学には歴史のある学校が少ないため、従来の学部名では生徒を呼び寄せられないという問題があるようです。
実際、通常の学部名よりも受験生の人気が高い学校が多いという話も。
とはいえ、カタカナ語の多用は行き過ぎるとダサく感じる学部も存在するので一長一短かもしれません。
・やる気のない教授も多い
やはり大学の講義は高校と比較して高度だと思っていたらFラン大学に関してはそんなことはなかったぜ。
これは、そもそも難易度自体高くない授業をやっている側面もありますが、それにおいても講義が全く盛り上がらないのが原因の一つと思われます。
なぜかといえばFラン大学に関してはやる気がない教授なども多く存在します。
教授の質が低いという面ももちろんありますが、それ以上に生徒たちの成長への意欲のなさに諦観の域に達してしまった人が多いのが事実です。
生徒のやる気がないんであれば、熱血講義したところでのれんに腕押し。
最低限の講義だけ済ませてしまい、自分の研究に時間を割きたいと考える人が多いようです。
・出席率が低い講義が多い
最低限、単位だけ取れれば問題ないと考えている生徒も多く、授業の出席率が低い傾向にあります。
ただ出席率が低いだけであればいいのですが、出席代行などで誤魔化す生徒、ICカードだけかざして入室したことにして去っていく生徒など、様々な手で誤魔化そうという生徒も多いです。
もちろん出席しないと授業内容がわからず、テスト成績も落ちてしまいそうです。
しかし、授業のレジュメをどこからか手に入れて要点だけはしっかり押さえてギリギリ赤点を免れる人も。
どうして、その要領の良さを受験で使わなかったのか、はなはだ疑問ですが。
・図書館の睡眠率の高さ
大学の図書館といえば、講義の予習復習などの勉強で使用したり、レポート作成に必要な資料を探したりと学問を有意義に取り組むための施設です。
ただ、図書館を設置している某Fラン大では本読んでいる人よりも机で突っ伏して寝ている人のほうが多かったとか。
なので図書館員があまりに長時間睡眠している人は声をかけて退室するようにルール変更したところ、図書館利用者数が激減したなんて話も。
図書館を漫画喫茶かなにかと勘違いしている生徒が多いということですね。
とはいえ、Fラン大の図書館は小さいケースが多くて、そもそも蔵書数が少ないという施設側の問題もなきにしもあらず。
・やたら中退率が高い
「あれ、あいつそういえば最近見かけないな……」と思ったら、中退したとの連絡。
一人や二人位ならいいけれども、気づいたら周りがごっそりいなくなっているなんてことも。
実は大学の中退率は偏差値が低い大学ほど中退率が高いという調査結果が存在します。
参考:大阪経大論集・第64巻第1号・2013年5月「大学の偏差値と退学率・就職率に関する予備的分析:社会科学系学部のケース」
とりあえず、大学にだけは入っておこうなんて気軽な気持ちで入ってしまい、卒業できるほど勉強に打ち込むことができずそのまま退学へなんてケースが多いようです。
中退率が20%近い大学も存在しており、入学した生徒のうち五人に一人が中退することがあります。
・大学の知名度が低い
「どこの大学出身?」と聞かれて回答したはいいものの、「聞いたことないなぁ」と返される率がすごく高いです。
特殊な業界で名が知られている大学や地元でもない限り、知名度はどこのFラン大学も低いといわざるをえません。
特に就職活動のときは出身大学の名前を回答する機会が多く、毎度知らないと言われ続けるとなかなか答えるものがあります。
生徒編
・見た目は真面目系……しかしその実態は。
意外に思われがちなのですが、Fラン大学の生徒はぱっと見は真面目に見える人が多いです
しかし、その実態を一言で表すのなら、ただただ覇気がないと言えるでしょう。
Fラン大学に入ってきたのも、勉強はしたくないけどとりあえず大学に入りたいと安直に考えて入学した人がほとんど。
つねに自分が楽な方へ、楽な方へと考えがちなので、何か一つの目標に向かって成し遂げた経験などがほぼ皆無だったりします。
・中途半端に意識高い系も存在する
大学に入ってから、自己啓発系の動画などに感化されて突然意識が高そうなことをしゃべりはじめる人がFラン大にも存在します。
しかし、Fラン大学に入ってしまった時点で知識レベルがそんなに変わるわけではないので、基本的に他人の受け売りしか話すことができません。
継続的に行動して何かを成し遂げることも苦手なので、つい簡単に儲けられる話などに引き寄せられてしまいがちです。
気づいたらネットワークビジネスなど怪しい商法を始めていたりするのが定番です。
・思ったよりヤンキーはいない
意外なことにあからさまに軽薄そうなヤンキーというのは少数だったりします。
彼らの場合、高卒からそのまま就職やフリーターになるケースが多いのかもしれません。
・Fラン大学に通ってることを恥ずかしいと思っている
受験勉強をろくにしてこなかったためFラン大学に通うことになったのに、いざ通い始めると様々なところでほかの大学との違いを感じてしまい、次第にみじめに。
結果として、徐々にどこの大学に通っているのか言わなくなったりも。
・講義をろくに聞かない、勉強しない
講義は基本的にろくに聞かずに教室内で友人とダラダラとしゃべり続ける。
予習復習などは全く行わず、結果として単位が取れず留年に。なんて生徒が一人二人の話ではありません。
教授もある程度あきらめきっているのか、そういう生徒を無視して、怒ったりすることもなく淡々と授業を続けたりします。
・嫌なことは後回し
大学の講義、提出物など、自分にとって嫌なことは後回しにしてしまいがち。
大学受験でも上の偏差値の大学を目指すための勉強ができず、Fラン大学に入学する生徒が多いです。
逆に自分が好きなパチンコや遊ぶことだったら行動ができます。
パチンコで良い台を選ぶためなら朝早くからも並ぶことも。
・アルバイトに精を出しすぎる
アルバイトで目の前のお金を稼ぐことに夢中になる人が多いです。
家庭教師など頭脳労働系は難しいので、飲食などの接客販売業務のほか、単発で入れる肉体労働などが人気のようです。
ただアルバイトに精を出しすぎた結果、勉強がおいつかなくなり、授業にも出にくく、結果的に学校に通わなくなりそのまま退学。
そこからアルバイトとして働いている職場で正社員として採用してもらえればまだいいのですが、結局大学退学後もフリーターとして転々とするケースも。
・パチンコや遊びが優先
アルバイトで稼いだお金でパチンコや遊びに精を出す学生も多いです。
大学の講義よりもパチンコへ。
パチンコは玉を打っているだけで、様々な映像が流れたり激熱リーチがかかったりと、見ているだけで胸が躍る仕組みになっています。
遊びも友達と出かけたり、飲みに行ったり、楽しいことを優先してしまいがち。
就職編
・OBが頼りにならない
就職活動の定番、OB訪問。ただ、Fラン大学ではこれもうまくいかないケースが多いです。
なぜなら、そもそも有名企業に就職したFラン大学生が希少だから。
なら、有名企業でなくて希望の業界の中小企業でもと考えても、就職してすぐ転職したOBも多く、探すのが大変です。
無理に探すよりも、そうそうにあきらめて他の就職活動を行った方が確実かも。
・学歴で足きりになる
有名企業に就職して一発逆転……なんて考えても、書類選考で足きりになることはしばしば。
表向きは学歴フィルターは存在していないことになっていますが、じっさいは同様のことをやっている企業は多くあります。
過去にはさらにその前の段階、企業説明会やユーザーの申し込みフォームで学歴フィルターをかけていると思しき事例も。
参考:学歴フィルターでナビサイト炎上?就活生からの告発が相次ぐ
・ブラック企業への就職率が高い
大学まで受験勉強を避けてきたので、就職活動もぼちぼちの努力でそこそこの会社に就職できればいいやなんて考えがち。
ということで、面接だけですんなり通ってしまった会社に就職したところ、これが案の定ブラック企業。
ここで覇気があればその環境でものし上がっていく意欲を見せたりするのですが、いままで努力してこなかった人間にそれは難しい。
結果上司にひたすら実績を詰められ精神不安定になんて話もしばしば。
・学チカで書く内容が思いつかない
「学生時代に力を入れたこと」
通称;学チカは、新卒の学生が就活をするにあたって、誰もが先方の企業に必死にアピールするものです。
が、Fラン大学の生徒はそもそも学生時代に力を入れて物事に取り組んでこなかった人が多いです。
そのため、学チカで書ける内容が全く思い浮かばず、最終的にアルバイト先で頑張ったことなどを書くパターンになりがちです。
・就活試験で落ちまくる
SPIなどの筆記試験も特に予習をしてこないので、当たり前のように落ちます。
仕方なく筆記試験が採用基準にない会社などを探し始めます。
しかし、そういう会社はコミュニケーション能力などを重視される傾向が強いせいか、こちらでも面接がなかなか通りません。
・就活から逃げる
就職活動に向けた動きは3月から始まります。
就職・採用活動日程に関する関係省庁連絡会議
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/shushoku_katsudou/pdf/r031129s_siryou.pdf
早い学生であれば3月よりも前に、インターンや企業研究を行ったり、自己分析を受けいていることも。
テレビで就職活動に動く学生が取り上げられていても見て見ぬふり。
1年後のことなのでイメージがわかない生徒が多数です。
・周りも決まってないし大丈夫。
・自分は大丈夫。
なんて考えて就活から逃げている生徒が多い傾向にあります。
・書類選考で落ちる
企業へはエントリーシートを提出します。
自分のことを知ってもらうために大切なエントリーシートなのに軽い気持ちで提出してしまうことも。
【読む必要が無い】ゴミエントリーシート
自己分析ができていない、就職することへの意欲が無い。そんな気持ちが表れてしまっています。
学歴の欄以外の箇所について、まずは次のことから気を付けてみましょう。
・てにをは
・8割埋める
・面接で落ちる
書類選考が通っていざ面接!
緊張と高ぶる気持ちをおさえつつ面接に挑むも落ちる日々。
相手の質問でつまってしまうこともあります。
うまく受け答えができなくて、どんどん声のボリュームが小さくなってしまうことも。
これは、面接対策や面接練習をしっかりできないまま面接をしてしまった結果となります。
・内定がゴールになってしまう
就職活動をしていても書類選考で落ちてしまう。
面接になってもなかなか最終面接まで進まない。
内定が取れない日々が続いていると、いつしか「内定を取ることがゴール」となってしまいがち。
自分に合いそうな就職先、向いてそうな就職先よりも、とりあえず内定が取れそうな求人を探してしまいます。
まとめ
いかがだったでしょうか、みなさんが思い描いていた実態とは異なる内容もあったかもしれません。
Fラン大学卒業は就職に関して、他の学歴の差というものを思い知らされるケースが多いです。
ただ、Fランといわれようと大学をしっかりと卒業していることは事実で、あまり卑屈になりすぎないようにしましょう。
特に一度就職してしまえば、大学までの実績とは関係なく現場での実績が評価されます。
現実を直視しながら、自分の実力と向き合い、失敗しない就職を目指しましょう。