2022.06.29 最終更新
専門学校を中退した場合の学歴って? 就職活動はどうすればいいの?
・専門学校や大学を中退すると最終学歴は「高卒」
・中退すると新卒枠ではなく中途枠での就職活動となる
・若いうちに求人に応募してキャリアを磨くのが〇
1.専門学校を中退した場合の就職への影響は? 学歴ってどうなるの?
専門学校中退時の就職は
・新卒扱いではなく中途扱いとなること
・学歴が高卒扱いになる
・手に職が就いていないこと
・学校が職を斡旋してくれない
など、上記のような理由で就職の難易度があがります。
・こらえ性がないと思われがち
専門学校を中退してしまうと、こらえ性がなく、辛いことや苦しいことなどに我慢できない人として認識されてしまい、「入社してもすぐに辞めてしまうのではないか」と思われることがあります。
企業からしても、せっかく採用を決めた人材がすぐに辞められたら困るため、なかなか採用されるのは難しくなる可能性が高いです。
・新卒扱いではなく中途採用扱いとなること
専門学校を中退すると、新卒扱いではなく、中退採用の扱いになってしまいます。
基本的に会社に就職する際は新卒としてではなく、中途採用の社会人枠での応募になり、即戦力の社会人比べると不利になります。
新卒採用ではチャレンジできたはずの会社も、中途では挑戦することもできない場合も。
・学歴が高卒扱いになる
専門学校を中退すると、どれだけ通った期間が長いと言っても、最終学歴高卒になります。
たとえば、保育や介護などの専門的な学校に通っている場合は保育や看護などの職に就くことができますが、専門学校を卒業していないと採用できない専門的な職種には応募できなくなってしまいます。
求人の募集要項にて、「専門学校卒業」または「卒業見込みのある人」を記載がある求人には応募することができません。
・手に職が就いていないこと
専門学校を中退すると、手に職がついていないことになります。
特に企業にとって即戦力となる学校に通っていた場合でも、中退してしまうと何の意味もなくなってしまいます。
・学校が職を斡旋してくれない
専門学校を卒業する見込みがある人であれば、学校側が職を斡旋してくれることもよくありますが、中退してしまうと学校側からの職の斡旋をしてもらえないため、自分で就職先を探さなければいけません。
2.専門学校生は中退後どうしてるの?
専門学校を中退した人は、その後「正社員として就職するための準備」「アルバイト」をしている人が多いです。
によると、就職活動のみをしている人は男性で54.8%、就職活動をしながら働いている人は全体の4分の1、非正規雇用として働いている人は男性で24.3%、女性は26.6%となっています。
中退後に就職活動を始めるまでの期間は男女ともに専門学校中退前からの割合が45%を超えています。
中には、専門学校中退後に3年以上経過してから就職活動をしている人もいるようですが、基本的には中退前から中退後すぐに就職活動を進める人の割合が高い傾向にあります。
また、専門学校中退後に就職活動をしても、
「根本的にまず何をしたらよいか分からない」
「なかなか正社員で働きたいと思えなかった事」
「やはり学歴が無いので選べる仕事や給料が低い」
などの理由からひきこもり、ニートになる人や、再度勉強しなおしての進学や職業訓練校に通う人もいらっしゃいます。
後悔している人も多く、中退後に困難や不利益を感じているという人も。
専門学校を中退する理由は人それぞれですが、安易な理由で中退するのであれば、多少辛くても卒業まで通い続けることをオススメします。
3.専門学校中退から就職する方法
専門学校中退から就職する方法は
・アルバイトから社員を目指す
・高卒でも就職できる職場を探す
・就職に役立つ資格を身に着ける
・趣味の延長戦を考えてみる
などが考えられます。
・アルバイトから社員を目指す
専門学校在学中からアルバイトをしていた人は、専門学校中退後でもそのまま同じアルバイトを続けている人も多いです。
中退後に新しいアルバイトを探すことも良いですが、アルバイトを通して自分の才能やスキル、頑張りを見込まれて、そのまま正社員として採用されることも多いです。
・高卒でも就職できる職場を探す
専門学校を中退してしまうと、最終学歴が高卒になってしまうため、専門学校卒業が条件となる求人には応募できません。
しかし、高卒の求人であれば応募することができるため、高卒でも就職できる職場を探すようにしましょう。
条件などで絞らなければ、高卒でも十分稼げる職場に就職することも可能です。
しかし、最終学歴が高卒になるものの、新卒者用の求人などには応募することはできませんので注意が必要です。
・就職に役立つ資格を身に着ける
専門学校中退から就職したい場合は、就職に役立つ資格を身に付けることが大切です。
例えば、IT系ならITパスポートやプログラミングなどの専門的な資格を取得することで、専門学校を卒業していなくても、資格があることで自分のスキルや知識を客観的に判断することができるため、就職を有利に進めることもできます。
資格の取得は専門学校に通っていなくても、独学で勉強して取得することができますので、自分の興味がある職種に有利な資格を取得してみるのも良いでしょう。
・趣味の延長線を考えてみる
専門学校を中退してしまった場合のその後の就職は、自分の趣味の延長線も考えてみると良いでしょう。
例えば、アニメやYouTubeなどの動画を見ることが好きな人であれば動画クリエイターや動画編集者として働くこともできます。
4.中退したことをネガティブに考えすぎないこと
中退したことをネガティブにとらえすぎず、ポジティブに考えるようになりましょう。
専門学校を中退して、いざ就職活動をする際に困難や不利益を感じ、それが影響して
「やっぱり中退しなきゃよかった」
「なんで真面目に学校に通わなかったんだろう」
と考えてしまう人も多いです。
しかし、専門学校を中退したことをいつまでもネガティブに考えてしまうと、何事も上手くいかない可能性もあるため、
「一度挫折したからこそ、今度こそはあきらめないという気持ちを持つ」
「専門に行ったからこそ、本当に自分のやりたいことに向き合うことができた」
などのポジティブ思考でいることが大切です。
また、就職活動の面接時に、「なぜ、専門学校を中退したのか」を聞かれることも多いです。
そこで、
「どうしても〇〇の仕事をしたかったから」
「専門学校の卒業まで待てなく、〇〇の仕事に興味を持ってしまったから」
などと言ったポジティブな回答をすることで、就職活動を有利に進めることにも期待ができます。
専門学校を中退した場合、中退した事実が無くなるようなことはありませんので、中退を反省しつつ、あくまでもポジティブな思考でることで、逆に印象が良くなるでしょう。
基本的に生活をするためには働かなければいけません。
いつまでもネガティブなままでいると就活だけではなく、他にも連鎖的にうまくいかなくなるケースがあるため、まずは自分ができることから少しずつ始めてみましょう。
まとめ
今回は専門学校は就職が大変って本当? など専門学校を中退した際のよくある疑問やそこから抜け出すためのアドバイスをポイントなどをご紹介してきました。
専門学校を中退した後に就職活動をする際などに困難や不利益を感じてしまい、ネガティブな気持ちになってしまう人も多いですが専門学校を中退してしまったからと言って、ネガティブに考えすぎず前向きに考え、今自分の目の前にあるできることからコツコツやっていきましょう!