2022.06.30 最終更新
就職したいフリーター向け面接対策【質問&回答編】
特に何か理由があってフリーターをしていたわけではないのに、面接官によっては根掘り葉掘り効いてくることも。
今回はフリーターが就職時によく聞かれる面接の質問と理想的な回答をご紹介します。
・面接官が見ているのは、あなたの人となりや仕事に対する考え方の部分
・嘘はつかず自分の正直な意見を話そう
・回答の丸暗記ではなくあなたの想いや感情を乗せよう
【質問1】なぜフリーターで働くことを選んだのですか?
フリーターが面接を受ける上で避けて通れない質問は、フリーターになった理由です。
面接官からフリーターになった理由を聞かれると、なんとなく問い詰められているように感じてしまう人もいると思います。
しかし、思い出してください。あなたは書類選考に通ったから面接に呼ばれているのです。
履歴書にはこれまでの職歴について記載がありますから、職歴に関する関門は既に突破していると考えて良いです。
つまり面接官がみているのは、あなたの人となりや仕事に対する考え方の部分です。
以上を踏まえた上で、模範的な回答例を2つご紹介します。
例1:目指していた職種や資格があった
フリーターになった理由が明確な人は、正直に打ち明けましょう。
声優として生計を立てるのが夢だった、バンド活動でプロを目指していた、など具体的な内容がわかれば面接官も納得します。
さらに目標達成するためにどんな取り組みをしてきたかを提示すると良いです。
ボイストレーニングを続けながら毎月オーディションに参加した、バイトで生計を立てながらも週3回の練習を欠かさなかった、など仕事に対する姿勢をアピールできると採用後のイメージを持ってもらいやすいです。
例2:明確な目標が無かった
なんとなく働くのが嫌でフリーターになった人は多いですし、面接官もそのことはわかっています。
これといった理由が無くフリーターになった人は現状を受け止めた上で、今後は仕事に前向きな姿勢を見せる必要があります。
嘘をついてしまうと深堀りされたときに答えられないので、あくまで本当のことを正直に話すことが大切です。
【質問2】なぜ就職したいと思うようになったのですか?
面接官が就職したい理由を聞くのは、2つの意図があります。
・正社員登用への本気度を確認する
・長い会社員生活に耐えられるか判断する
つまり仕事への本気度と継続性をアピールする必要があります。
ですのでお給料が良い、福利厚生が良い、などといった副産物的な要素はできるだけ避ける方がベターです。
具体的な回答例を参考にしましょう。
例1:正社員になって責任のある仕事をしたい
フリーターの場合、どうしても重要なポジションや責任のある役務を任されにくいです。
といったポジティブな意見を言えると印象が良いです。
例2:専門性のあるスキルを磨きたい
フリーターの仕事は、初心者でもできる簡単な仕事の場合が多いです。
そのため特定分野の専門性を磨きたいといった理由もおすすめです。
といった明るい未来を想像できると良いです。
【質問3】フリーター期間に得たスキルや経験を教えてください
フリーター期間の経験は、立派な職歴です。
きちんとこれまでの経験やスキルを説明できれば、仕事経験のない新卒生と差をつけることも十分可能です。
面接官がイメージしやすよう、第三者目線でもわかる説明を心掛けましょう。
例1:タスク管理能力、現場判断力
採用先企業と同業種でなくても、活かせるスキルは沢山存在します。
サラリーマンはあらゆる仕事に優先順位をつけながら、業務を平行しています。
その上でタスク管理能力や、現場状況を冷静に把握し判断するスキルはとても役に立ちます。
このような提案が可能です。
例2:失敗を成功に変えた経験
積極的に行動した結果、失敗してしまうことは誰にでもあります。
企業側は失敗を“どのように捉え、次の成功へ繋げるか”に焦点を当てています。実際の成果を取り入れた例文をみてみましょう。
例3:パソコン改造やゲーム開発の趣味
パソコンの改造やゲーム開発などの趣味をもっている人は、アピールしてみると良いでしょう。
ただネットサーフィンをしたり、ゲームのプレイをするよりも自発的な趣味として面接官に捉えて貰えるためです。
もしIT系や技術開発系の正社員になりたい場合の知識アピールにもなります。
このように、アピールできると良いですね。
【質問4】アルバイト以外で取り組んでいることなどありますか
面接官がアルバイト以外での取り組みを質問するのは、以下の3つを確認したい意図があります。
・人間性や交友関係
・ストレス解消の術をもっているか
・自主的な行動力があるか
以上を踏まえて、模範的な回答例を2つご紹介します
例1:友人とスポーツをしている
もし友人と体を動かす趣味を持っている人は、面接官に安心感を持ってもらいやすいので積極的に伝えましょう。
人間関係が円滑なこと、体力や忍耐があること、行動的なことなどが面接官に評価されやすいためおすすめです。
このように仕事につながる側面を示すのも好印象です。
例2:習い事や趣味のサークルに参加している
音楽などの習い事や、趣味仲間の社会人サークルへ参加している話もおすすめです。
社交性がある点、主体的に行動できる点が企業側に理解されやすいです。
まあ、仕事でストレスが溜まっても相談やストレス発散できる場所があると、企業側としても安心できます。
こうしたストレス発散に焦点を当てた発信も可能です。
【質問5】弊社を志望する理由を教えてください
「なぜ弊社を志望したのか」という質問もほぼ確実に聞かれると思って良いです。この質問の意図は以下の2つです。
・うちの会社で長く仕事を続けられるか
・仕事に対する本気度を見たい
以上から、企業への熱意や経緯があること、職種に向いている点をアピールできると良いです。それでは回答の具体例をみていきます。
例1:サービスや企業理念に共感した
志望理由のアピールには、企業の分析と研究が必要です。
その上で実際にサービスを利用して良いと思った点や、企業理念で自分が共感できる点能力を活かせる点を発言できると、良いアピールになります。
このような回答例があります。
例2:〇〇のスキルを磨いて〇〇に貢献したい
採用先企業の分析を行い、自分の考えとリンクさせながら将来像を語るのもおすすめです。明るい未来を彷彿させる若者を取り入れたいと思う企業は少なくないでしょう。
例えば内装メーカーの営業職希望の場合、
といった回答ができます。
採用先を選んだ理由は自分の実績や経験が必須ではないため、フリーター時代にのんびり過ごしていた人も積極的にアピールできます。
まとめ
この記事では、フリーターが正社員面接でよく聞かれる質問と模範解答をご紹介しました。
どの質問でも重要なのは質問者の意図をくみ取り、自身の何を知りたいと望んでいるのかを考えることです。
もしパッとでてこない場合でも質問者との会話のキャッチボールであることを意識し、できるだけ自己開示できるように姿勢を示すことが大切です。
嘘をついてもすぐにばれてしまうため、嘘はつかず自分の正直な意見を話しましょう。
また完璧な回答をする必要はどこにもないため、回答を丸暗記して忘れた際にパニックになるようなことは避けてください。
理想の正社員を勝ち取るため、自己分析と面接対策をしっかり行って採用面接に望んでくださいね。