2022.06.23 最終更新
フリーターと結婚したいけど不安……そんな時のチェックポイント
・フリーターの結婚には様々な障害が存在する
・フリーターと結婚する前に障害となりえそうな内容を事前にチェックする
・それでもフリーターと結婚したいなら将来のプランを計画しておくべき
1.フリーターとの結婚が危険な理由
ある最新の調査によると、既婚者の7割に及ぶ人が「恋愛と結婚は別物」と考えていることがわかりました。
特にフリーターと付き合っているうちは良かったものの、結婚後に後悔してしまうケースは少なくありません。
フリーターとの結婚が危険な理由をいくつか解説します。
・収入が低く不安定
フリーターとの結婚が危険な一番の理由は、収入の低さです。
フリーターにはボーナスや福利厚生(厚生年金、社会保障など)が無い場合が多く、正社員に比べると大幅に収入が少ない傾向にあります。
厚生労働省によると、正社員男性の平均年収348万円に対し、フリーターなど非正規雇用者の年収は263万円と、100万円近くもの差が開いていることがわかります。
つまり仮に40年働いた場合、正社員とフリーターでは4000万円近くも生涯年収に差がでてしまうことになります。
もちろん生涯年収の差は、将来もらえる年金額に顕著に反映されます。
さらに多くのフリーターの給与形態は時給制です。
万が一ケガや病気で働けなくなったり、出産や育児で仕事を休むことになった場合、正社員であれば様々な保証がありますが、フリーターの場合は収入がゼロになってしまうことが多いです
つまりフリーターは不測の事態に生活が破綻するリスクを常に抱えていることになります。
こうした収入の低さ・不安定さから、フリーターとの結婚は危険視されています。
・社会的地位が低い
フリーターは収入や雇用形態が不安定なため、社会的地位が低いのも特徴です。
そのためローンなどの審査に通りにくいというデメリットがあります。
将来的に家や車を買うためにローンを組んだり、クレジットカードの作成時など、あらゆる場面で困ってしまうリスクがあります。
また結婚が決まったら、周囲の人へ結婚をすることになるでしょう。
相手の仕事がフリーターだと知ったら、「本当に誠実な人か?」心配されてしまう場合が多いです。
友人や親戚にも紹介しづらいのもフリーターの特徴です。
・スキルアップが見込めない場合が多い
一般的にフリーターは、正社員のように重要な仕事を任されにくいです。
そのためいくら勤続年数が長くても簡単な仕事しかできるようにならず、スキルアップを見込めない場合が多いです。
ビジネススキルや責任者としての管理スキルも身に付きにくいため、いざ正社員になろうとした際にアピールポイントがなく、評価されにくいのが現実です。
・親が許してくれない
結婚は家同士の付き合いにもなるため、まずは両親にお互いの紹介をする人が多いでしょう。
そのとき連れてきた相手がフリーターだったら、結婚を許してくれないケースは多いです。
親は、子供が安定した環境でいつまでも幸せに暮らすことを願っているもの。
不安定なフリーターの彼より、定職のある安定した彼と結婚して欲しいと思うのが一般的です。
2.フリーターとの結婚を考える前にチェックしたい項目
ここまでフリーターとの結婚のリスクについて解説しました。
しかし今現在フリーターと付き合っている場合は、結婚を諦めるのは辛いですよね。
実際にフリーターでも結婚して上手くやっている人はいるので、安心してください。
こんなケースであればフリーターと結婚しても大丈夫、という項目をまとめたので事前に確認してみてください。
・貯金は十分か
フリーターの収入は不安定なため、貯金を十分にできているかチェックしておきましょう。
万が一に備えて半年分の生活費程度の貯金があれば理想的です。
結婚式をしない場合でも最低限50万円~100万円程度貯金をできる相手なら、金銭感覚がしっかりしているといえます。
少ないお給料でも毎月計画的に貯金し、身の丈に合った生活ができる相手であれば結婚後もしっかりとお金を管理してくれるでしょう。
反対に高額な衝動買いやギャンブルが好きなど、お金の使い方が荒い相手の場合は結婚は難しいといえます。
・夢や目標はあるか
ただ漠然とフリーターをしている人より、夢や目標を叶える手段としてフリーターをしている人の方が信頼度は高いです。
夢を語るだけで行動しない人は、今後も努力することはないでしょう。
具体的な目標を持ち、実際に行動できているかをしっかりと見極めることが重要です。
もちろん夢を追いかけた結果失敗するケースもあります。
何年間は夢に向かって努力して、だめだった場合は正社員として就職する、などと期限を決めてリスクを減らしましょう。
・家事全般ができるか
家事全般のスキルがあるかも重要です。
共働きの場合、家事の分担は必須となるため、自分で考えて家のやることを進めてもらう必要があります。
またあなたが仕事を続ける場合は、専業主夫(婦)として家事を担当してもらうことも可能です。
フリーターのため多少収入が低かったとしても、家事や思いやりでカバーしてくれる相手であれば、円満な家庭を築きやすいです。
・隠し事をしていないか
フリーターは収入が少ないため、何らかのトラブルが発生した際に生活が破綻しやすいです。
借金やリボ払いなど、特にお金関係の隠し事がないか、よく確認しておきましょう。
また収入が低いと恥ずかしいと思う人も多いため、聞いていたよりも実際の収入が少なかったというケースも少なくありません。
結婚後にお金に困るだけでなく、後々の信頼関係にも影響してしまいます。
金銭面の不安はないか? 信頼出来る相手かどうか? を結婚前に改めて確認しましょう。
3.それでもフリーターと結婚したいなら
フリーターは不安定だから結婚は不安、それでも相手のことは好きだから結婚したい・・・。
そういった場合、相手に正社員になるよう説得してみましょう。
立場が変わるだけで、周囲の視線も大きく変わります。
とはいえ、長年避けてきた正社員になるよう説得するのは至難の業ですよね。
そこで、フリーターでも正社員を目指したくなる具体的な説得方法を解説します。
・フリーター期間の期限を決める
一度きりの人生、夢を追いかけたい気持ちもわかりますが、ダラダラとフリーターを続けていてはあっという間に婚期を逃してしまいます。
女性には着たいウエディングドレスや出産適齢期もあるので、より年齢にシビアになりますよね。
「〇年間は応援するから、それでもダメなら就職して結婚しよう。」と具体的な期間決めておけば、相手も心の準備ができるでしょう。
・将来の具体的な設計プランを描いてみる
前向きな説得方法として、将来の設計プランを一緒に描いてみるのもおすすめです。
28歳までに出産、35歳で家を買う、老後は年に1回旅行に行きたい、などといった二人の具体的な夢を書き連ねていきましょう。
将来の設計プランが完成したら、夢の達成にはおよそどのくらいの費用がかかるのか調べていきます。
特にフリーターの場合は産休中の生活費や家の購入、そして老後の年金で行き詰まりやすいです。
このままではお金に苦しむ人生になってしまうことを自覚してもらいましょう。
・一緒に仕事を探してみる
腰が重いフリーターには、一緒に仕事を探してみる方法もおすすめです。
休みが取りにくいから正社員が嫌なのであれば、有給を取りやすい会社を選べば良いです。
給与の低さが嫌であれば、資格や技術を身につけ、転職でさらに給与アップする方法もあります。
正社員になりたくない理由を探すのではなく、これなら正社員で頑張れる、という妥協点が見つかると良いですね。
まとめ
当記事では、フリーターとの結婚が危険な理由と対処法について解説しました。
フリーターとの結婚には、リスクが付き物です。
しかし重要なのは、本当に自分を大切にしてくれる人と結婚することです。
フリーターという立場でそれが可能ならば問題ないのですが、現実的には難しいかもしれません。
何もせずあきらめるのではなく、まずは自分にできることから実践してみるのがおすすめです。
フリーターは卒業し正社員になってもらい、幸せな結婚生活を手に入れましょう。