2022.04.18 最終更新
仕事が続かない理由3選|続けられない原因と向き合おう
1:仕事が続かない人の特徴
仕事が続かない人には、共通した傾向があります。主に挙げられるのは、以下のような特徴です。
・コミュニケーション能力に欠ける
まず多いのは、コミュニケーション能力の不足から職場の人間関係をうまく構築できないパターンです。
自分から話しかけるのを極端に避けたり、周りと上手くなじめず、浮いた存在になってしまうことも。
さらに職場の人と知らず知らずのうちに壁を作ってしまいがちです。
仕事や生活の悩みを共有できないことで人間関係もさらに悪化し、コミュニケーションがストレスとなってしまう人が多いようです。
・自己肯定感が低い
自己肯定感が低い人も、転職回数が多い傾向にあります。
仕事をする上でミスやトラブルは誰にでも付き物です。そんなとき長く働いている人は、問題が発生しても気持ちを切り替え、次に活かそうとします。
自己肯定感が低い場合には、「また同じミスをしたらどうしよう」「自分にはこの仕事は責任が重すぎる」と物事をマイナスに考えてしまうことも。
結果として仕事に集中して取り組めなかったり、他人の評価を気にしすぎることで仕事が円滑に進まないといったトラブルが発生します。
・仕事のミスで落ち込みやすい
ミスをしたり指摘を受けた時に過剰に落ち込んでしまう人も注意が必要です。
完璧主義で根が真面目で責任感がある人ほど、ミスや指摘に対して過剰なダメージを受けてしまいます。
「こんなミスをするのは恥ずかしいことだ」
「自分はこの仕事に向いていないのではないか」
と感じてしまい、結果として会社を去る道を選んでしまうことがあります。
2:仕事が続かない場合の問題3選
仕事が続かない人は少なくありませんが、マイナスなイメージがつくのではと心配になることもあるでしょう。
では具体的に、仕事が続かない場合に発生する問題を解説します。
・経歴に傷がつく
仕事を何度も辞めてしまうことのデメリットとして第一に、経歴に傷がついてしまうことです。
スキルアップやキャリアアップを目的とした計画的な転職にはなんの問題もありません。
ところが後先考えずに転職を繰り返していると、経歴に傷がつくことになります。
無計画に退職を繰り返した経歴書を見て、企業の採用担当者は採用に二の足を踏むこともあるでしょう。
正社員での転職希望にもかかわらず、「まずは契約社員から」と不遇な扱いを受けることにも繋がりかねません。
・信頼されにくくなる
転職回数が極端に多い場合、「飽きっぽくて不誠実な人なのか」「人間性に問題がある人なのか」といった不信感を持たれてしまうことがあります。
採用担当者や職場の人にそういったマイナスなイメージを持たれてしまうと、円滑に物事が進まないトラブルも。
また家族・親戚や将来の結婚相手など、周囲の人への信頼関係も気づきにくくなるでしょう。
最悪の場合ローンを組めなかったり、住宅の購入を断られてしまうこともあり得ます。
・キャリアアップが見込めない
短期間で転職を繰り返す場合、業種や仕事内容に一貫性がないケースがほとんどです。
これといった経験やスキルをアピールできないと、次回の就職活動で不利になり、妥協して仕事を選ばざるを得ません。
そうした悪循環の結果、思うようなキャリアを積めず将来の可能性も狭まってしまいます。
またキャリアアップが見込めないと基本的に昇進や昇給の可能性は低く、結果として給与も大きく上がりません。
若いうちはそれで良くても、年齢を重ねるにつれ辛くなってくることも。
良質なキャリアを積めなければ、金銭的にもデメリットとなります。
3:仕事が続かない理由3選
仕事を長く続ける人もいれば、短期間で辞めてしまい転職を繰り返す人もいます。
では、その差は一体何なのでしょうか。ここでは、仕事が続かない人の問題点を3つご紹介します。
まずは仕事が続かない理由を自己分析して、原因を見極めることが大切です。
・精神的な負担を受け入れるキャパシティが少ない
普段の仕事はそつなくこなせても、繁忙期で忙しかったり、イレギュラーな対応を迫られたときに突然パニックになってしまう人は少なからずいます。
こうした精神的なキャパシティが少ない人は、余裕がなくなってトラブルを起こしがちです。
焦って冷静に状況の判断ができなくなったり、人間関係に支障をきたすことも。
一つのことに集中するのが得意な人がいれば、チーム作業が得意な人など、個性は様々です。
どういった仕事環境が自分の力を最大限に発揮できるか考えてみましょう。
・嫌なら転職すればいいというアドバイスを鵜呑みにしがち
自分に甘い考えの人は、「嫌なら転職すればいい」という他人のアドバイスを鵜呑みにしがちです。
転職を繰り返した結果の責任が回ってくるのは、他の誰でもなく自分自身です。
20代、30代のうちは良くても、40代、50代となると正社員としての転職はかなり困難になります。
・自分の性格と仕事があっていない
根本的に性格と仕事があっていないケースも、なきにしもあらずです。
コミュニケーションが苦手なのに接客をやっていたり、飽きやすい性格なのに単純作業をやっていたりするケースは多いです。
20代、30代のうちに自分の適正や目標を見定めて適正なキャリアを検討することが大切です。
最近は専門家に今後のキャリアについてアドバイスを貰えたり、自分で仕事の適性を判断できるサービスも提供されています。
4:仕事を長く続けるには
「いつも仕事が長続きしないけれど、次の職場では長く腰を据えて働きたい!」
このように考える人は少なくありません。
現状の課題を解決して、出来るだけ仕事を長く続けるコツをいくつかご紹介します。
・定期的にストレス発散する
社会人として仕事をしている以上、仕事上のストレスや悩みといったトラブルはついてまわります。
仕事とプライベートを切り分けて、定期的にストレス発散する方法を見つけましょう。
美味しい食事や入浴、質の良い睡眠といったリフレッシュは平日でも手軽にできるのでおすすめです。
休日にはショッピングや遠出をして気持ちを切り替えるのも有効です。
・仕事を抱え込みすぎない
人が良い人ほど仕事を抱えすぎたり、責任感を感じてまいってしまうことがあります。
仕事が大変なときには遠慮せず上司や同僚に相談するなどして、業務負荷を調整してもらいましょう。
就業後はできるだけ仕事のことは忘れて、ゆっくりプライベートを満喫するよう心掛けましょう。
仕事が辛いと感じたら思い切って有給をとるなどして、心身を休めてあげることも大切です。
・人間関係を整理する
職場での人間関係が重要なことは前述しましたが、誰とでも無理をして仲良くする必要はありません。
仕事で関わる人、気楽に話せる人とは無理なく付き合うようにして、さほど関わりのない人まで交流関係を広げすぎないのも一つの手です。
苦手な上司とは適度な距離をとる、大規模な飲み会は断るなどして、ストレスをできるだけ軽減しましょう。
きちんと仕事をこなして愛想良くさえしていれば、自ずと信頼関係築けるはずです。
まとめ
本記事では、仕事が続かない人の特徴や対処法について解説しました。
一昔前と違ってスキルアップや収入アップを目的とした転職は当たり前の時代になりました。
とはいえ後先を考えない転職の繰り返しは自分のキャリアを傷つけ、最終的に身を滅ぼしてしまいかねません。
克服しようとするならまずは原因を自己分析することが重要です。
自身ときちんと向かい合うことで問題点を確認しましょう。
自分一人でやるのが難しい人は、家族や信頼できる人にアドバイスをもらうのも一つの手です。
正しい対策することで仕事が長く続けられるようになるはずです。
まだまだ若い20代、30代のうちに自分の将来と向き合い、理想のキャリアを目指しましょう。