2022.05.30 最終更新
学歴が関係ない仕事・職業ベスト4をご紹介|学歴以外に評価されたい軸を見つけよう
1.学歴で判断する企業や仕事は多い
日本の就職事情において、学歴の話は切っても切り離せません。
建前上は学歴で弾いてなどいないという話をしておきながら、実際には書類選考の時点で学歴を確認して一定のレベル以下の学歴の人は弾いてしまうということが今でも行われています。
学歴フィルターとも揶揄されるこの選別方法は大きな問題も抱えています。
とはいえ、大企業にとってはあまりに多くの申込者が来るためふるい落としをかけないとすべての申込者に対応することは現実的に不可能です。
こちらの記事でも学歴フィルターに関して詳しく解説しておりますので、よろしければぜひご一読ください。
しかし、すべての仕事が学歴でふるい落としがかけられるわけではありません。
学歴で判断せず、別の視点で求職者の素質を判断する企業や仕事も多く存在します。
今回は、そんな学歴不問の職業をその理由とともに解説していきます。
2.学歴が関係ないおススメの仕事:営業職
学歴が関係ない仕事の代表格は営業職。
ハードで大変な印象も強い仕事でもある営業職ですが、なぜ学歴が関係ないと仕事にあげられるのでしょうか。
・実力&成果主義の世界
営業職は実力と成果主義の世界といわれています。
一度、営業職として働き始めてしまえば、学歴は関係なく仕事で出した成果で優劣がはっきりと決められます。
たとえ学歴が高かったとしても、売り上げが立てられない営業職は企業にとってはお荷物以外のなにものでもありません。
営業職で転職したとしても、今までどのような成果を出してきたのかということを必ず聞かれます。
営業職の人たちにとっては学歴よりも何よりもそれが一番重要な指標なのです。
・高いコミュニケーション能力が必要
営業職は顧客との折衝がさけられない職種の一つです。
そのため、営業職で学歴よりもはるかに重要視されるのがコミュニケーション能力です。
たとえ学歴が低く学習が苦手だったとしても、話し相手の懐に潜り込み心を開かせる技能を持ち合わせているのであれば営業職は天職ともいえます。
・需要と供給のバランス
現在、営業職はどこも人手不足の状態です。そのため、倍率は比較的低めといえます。
一般職業紹介状況(令和4年3月分及び令和3年度分)を確認すると有効求人倍率は1.7倍となっており、平均有効求人倍率が1.2倍であることから0.5倍も高いことがうかがえます。
営業職はどこの会社でもほぼ必須の職種であるということ。
そして、いまでも営業職はハードワークの印象が強く、職を選ぶ際の選択肢として避けてしまう人がいること。
などが、求人倍率が低い原因といえそうです。
3.学歴が関係ないおススメの仕事:地方公務員
地方公務員は地方公共団体にで働く公務員の総称です。
公務員というと試験があることから頭がよくないと就職できないイメージを持たれやすいですが、なぜ学歴が関係ないとされるのでしょうか。
・地方初級公務員試験がある
地方初級公務員試験とは高卒程度が受験することができる公務員試験です(各自治体ごとに名称が異なる場合もあります)
高卒程度のため学力が一次の筆記試験を越えられるレベルであれば、中卒でも受験することが可能です。
ただし、年齢制限があり21歳までしか受けられない点には注意です。
最大のメリットはこの試験は大卒以上は基本的に受けることができないことです。
競争相手はみな同じ高卒までの学歴の持ち主のみとなっています。
また、問題の難易度も地方上級と呼ばれる大卒以上向けのものよりも簡単といわれています。
そのため、学歴がたとえ低かったとしても合格さえできれば公務員として問題なく就職が可能なのです。
・事務処理能力が評価される
公務員は実際に働く部署などによっても異なってきますが、事務処理能力が評価されやすい職種です。
他の職種と違って売り上げを気にすることもありません。
何かを売り上げる達成感などは得にくいですが、もくもくと事務作業をすることを苦に感じない人にはオススメの職種です。
4.学歴が関係ないおススメの仕事:介護・福祉職
介護・福祉職は人のために働きたいと考える人にとって最適なお仕事の一つです。
しかし、本来は人の命とも密接にかかわる環境であるため、専門学校をでてはじめて働き始めることができると思い込んでいる人もいらっしゃいます。
・業界的な人手不足
介護業界は特に人手が特に足りていない業界です。
一般職業紹介状況(令和4年3月分及び令和3年度分)では社会福祉の専門的職業の有効求人倍率が2.91倍となっています。
平均求人倍率が1.2倍であるため、いかに求人倍率が高いということがお分かりいただけるかと思います。
・就職するのに資格は不要
介護・福祉系の資格はいくつか存在します。
ケアマネージャーや介護事務、レクリエーション介護士などがそれにあたります。
資格を獲得することで出来ることは広がり、より給与をもらえるようになりますが、単純に業界にはいって働き始めるだけであれば資格は特に不要です。
5.学歴が関係ないおススメの仕事:IT系
・ずっと学習し続ける意欲
IT関連業務は、日々環境が進化し続けます。
そのため日々関連業務に関しての最新技術をキャッチアップして学習をし続ける必要があります。
そのため学歴は必要ありませんが、普段から自分で勉強をしつづけることができる完結した人材が求められています。
・人手不足がはびこる業界
IT系は介護と同様に人手不足が取りざたされている業界です。
介護系と違いIT系はある程度のスキルが求めれれるため、誰でもいいわけではありません。
逆に言えばしっかりと必要なスキルを身に着けることができれば、仕事に困ることがないのが業界としての魅力ですね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
学歴が関係ない仕事はたしかに存在します。
ですが、そのどれもが学歴以外で評価される軸が存在しています。
重要なのは自分が学歴以外のどの軸で評価されたいのかをはっきりと定めることです。
そのうえで自分に適した仕事が何かをしっかりと考えるようにしましょう。