2022.06.29 最終更新
【あるある】フリーターをやめたいと思う瞬間4選|正しいやめ方も解説
1.フリーターをやめたいと思う瞬間
フリーターは、仕事や時間に縛られず自由に働けるところが魅力です。
しかし以下のような理由から、一生フリーターを続けたいと思う人は少ないのが現状です。
・時給がなかなか上がらない
フリーターの場合、自分で時給交渉をしたり、新しい仕事を積極的に覚えるなどアクションを起こさない限り、基本的に時給は上がりません。
しかし年功序列の日本では、正社員であれば同じ仕事をしていても毎年少しづつお給料は上がっていくのが一般的です。
このような収入面での不満からモチベーションが下がったり、やめたいと考える人は非常に多いです。
・希望通りのシフトが組めない
フリーターの魅力は自由な働き方ができる点ですが、実際は好き放題なシフトを組めるわけではありません。
ある程度の休み希望・勤務時間帯などは考慮されやすいですが、それ以外は管理者によりバランスよくスケジュールされる場合が多いでしょう。
自由を求めてせっかくフリーターを選んだのに、スケジュールを指定されてしまってはストレスがたまってしまいますね。
・親や友人から心配される
社会的な信用が低いのもフリーターの特徴の一つです。
自分は好きでフリーターをやっていても、親や友人から心配されてしまうこともあるでしょう。
若いうちは沢山いるフリーター仲間も、年齢を重ねるにつれ減ってきてしまうため居心地が悪くなってしまう恐れがあります。
・不安定なので将来が不安
フリーターは雇用が安定しづらく不安定なため、将来に不安を抱える人は多くいます。
解雇されやすく収入面も不安定なため、将来的に
「持ち家を持ちたい」
「車を購入したい」
「結婚して子供が欲しい」
といった場面でも不利になりやすいです。
また、クレジットカードの作成や引っ越し面で苦労した先輩たちもいます。
老後になると、肉体労働が体力的にきつくなる、厚生年金がもらえないため年金が少ないなど苦労するなどの問題も発生します。
2.フリーターをやめる前にチェックしたいポイント
フリーターをやめることを決めても、いきおいでやめてしまうと後悔するため注意が必要です。
予期せぬ失敗を避けるために、フリーターをやめる前に事前におさえておきたいポイントを確認しておきましょう。
・しばらく働かなくても生活できる?
いきおいで勤務先をやめてしまい、就職活動中の生活費が苦しくなってしまう人は多いです。
生活苦によりまたバイトを始め、やめられなくなってしまっては意味がありません。
お金のことを気にせず就職活動に集中するために、数カ月程度の生活費をためておくと安心です。
お給料が低く貯金が難しい人は、しばらく実家で節約生活をしたり、無駄な固定費がないか見直すなど工夫してみましょう。
・やめたあとの行き先やキャリアなど決まっている?
「フリーターをやめたは良いものの、自分が何をしたいかわからない」
こう思ってしまう人は多いです。
やめたあとで道に迷わないために、やりたいことや将来のプランを決めておきましょう。
◎趣味である車関連の仕事がしたい
◎デスクワークで堅実に稼ぎたい
◎まずはスクールに通ってスキルを身につけたい
などといった具体的な目標があると、プランをたてやすくなります。
・ハローワークには相談してみた?
フリーターをやめて正社員を検討している人は、ハローワークに相談してみるのがおすすめです。
フリーター歴が長いと、正社員として雇ってくれる企業が見つかるか心配ですよね。
ハローワークでは、豊富な求人情報に加えキャリアのカウンセリングや面接対策なども行ってもらえます。
さらに35歳未満の人は「わかものハローワーク」という専門機関に相談すると、更に手厚い就職サポートを受けることが可能です。
他にも転職の相談だけでなく雇用保険や失業保険が適用されるケースもあるので、一度話を聞いてみると良いでしょう。
フリーターを辞める前にできる限りの準備をこなして、スムーズにキャリアチェンジができると良いですね。
3:フリーターを円満にやめるための退職理由
長年働いた職場を去るときは、できるだけ円満に退職したいですよね。
とはいえ退職の話をする機会はめったにないので、動揺して誤った言い方をしてしまう人も少なくありません。
そこで、フリーターを円満に退職するためにおすすめの退職理由をご紹介します。
理由1:正社員として働くため
正社員になるため退職するという理由は、前向きかつ応援して貰いやすい王道の理由の一つです。
この場合退職を引き止める会社はほぼないため、確実にフリーターに区切りをつけたい人にも適しています。
既に会社が決まっていない場合でも、
・本格的な就職活動で毎日忙しくなる
・企業との面談やエージェントとの打ち合わせで多忙
といった本気で就職活動をしている姿勢をみせることがポイントです。
理由2:将来の為にスキルを磨くため
将来を見据えて自分のスキルを磨くため、という理由もおすすめです。
例えば資格を取るためにスクールへ通ったり、技術講習を受けるなどという理由だと、会社の人も背中を押してくれるでしょう。
デメリットとしては、
「仕事をしながら勉強したら?」
などとアルバイト先に引き止められてしまう場合がないとは言い切れない点です。
スケジュール的に厳しいことを伝えるなど、事前に準備しておくと、当日に慌てずに済みます。
理由3:実家の手伝いをするため
もし今後のプランがまったく決まっていないなら、実家の手伝いをすると伝えて退職する手もあります。
新しい就職先が見つからないからといって、いつまでもフリーターを続けていると、あっという間に歳をとり就職適齢期を逃してしまいかねません。
実家の家事手伝いを理由に、一度リセットして今後のことを考えてみるのも良いかもしれません。
退職の意思を伝えるときには、1ヶ月前までに口頭で伝えるのがベターです。
これまでの不平不満もあると思いますが、退職理由は出来るだけ前向きな理由を伝えることが円満退社の秘訣です。
退職の意思を伝えることは少し勇気のいる行動だと思います。
将来のために勇気を出して、新しい人生の一歩を踏み出しましょう。
4:どうせなら正社員を目指そう
アルバイトからアルバイトへ転職しても、周りの環境が変わるだけでフリーターであることは変わりません。
根本的な問題である金銭面や雇用の不安定さを解消しなけれは、問題が解決しないケースが多いです。
どうせアルバイトをやめるなら、正社員を目指すのがあらゆる面からおすすめできます。
・昇給やボーナス、退職金がある
正社員は収入が安定しているだけでなく、年次昇給やボーナス、退職金など金銭的なメリットが豊富にあります。
フリーターでは金銭面から我慢して買えなかった物も、正社員なら買える可能性が広がります。
・福利厚生面での優遇
福利厚生面でも正社員は優れています。
企業にもよりますが、有休の取りやすさや家賃補助、スポーツジムとの提携など魅力的な福利厚生は正社員向けであることが多いです。
また、正社員は厚生年金に加入できるため、年金の負担が減るだけでなく、将来貰える年金も大幅に増えることになります。
・社会的信頼が上がる
正社員になれば、親や友人は喜んでお祝いしてくれるでしょう。
客観的にみても、クレジットカードの審査やローンは通りやすくなりますし、結婚やマイホームも夢ではありません。
社会的信頼が上がることで、これまで受けてきた余計なストレスも解消することでしょう。
まとめ
この記事では、フリーターをやめたいと思ったときに確認するポイントについて解説しましたが、いかがだったでしょうか。
フリーターをやめたいと思ったら、
・数ヶ月分の貯金
・やめた後のプラン設計
・ハローワークに相談
などの準備を開始する必要があります。
やめた後で後悔しないために、事前に様々なことをしっかりと調べた上でやめるようにしましょう。
一人で決断するのが難しい人は、信頼できる誰かに相談してみるのも一つの手です。